食べ物からの内部被曝対策の次は、呼吸による内部被曝対策です。外出時は大気に浮遊するホコリや粉塵を吸い込むことをマスクにより防止し、室内に外から放射性物質を持ち込まず、室内をクリーンに保つ方法について解説します。
都民の皆さまは比較的食品には気を付けている方が多いものの、呼吸による吸入に対して無防備な方が多いので注意してください。後述するように、肺に吸着した放射性物質はほぼ体外に排出されることなく体内に留まり続けます。食べ物と共に消化器に侵入した放射性物質に比べてより深刻な影響を与える可能性が高いのです。特に汚染された花粉が飛散し、汚染瓦礫の焼却が行われていた関東エリアにおいて、マスクの着用や室内をクリーンに保つことは極めて重要です。いくら食べ物に注意を払っても、放射性物質が多く舞っているような場所で無防備に生活をしていたら深刻な内部被曝は免れません。
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